2010年8月12日木曜日

介助者プロジェクト

今日は事務所静かな感じです。
バヤールとズラスはパキ、ネパ、カンボジアのビザをモンゴルの空港でとれるよう申請に行きました。私はシャフィックの返事を待ちながら事務所でお留守番です。
ゲルレは一昨日おばあさんが亡くなって今休んでるし、ガンバはなんか体調崩した?みだいだし、チョカと二人っきり。チョカは忙しそうに書類を作成しているし、外は雨が降って雷もなっているので、ブログでも書くことにしました。

特に何も出来事がないので、セミナーと直接関係ないんだけど、モンゴルでの介助者プロジェクトについて少し書きます。
実はモンゴルでは、介助費用がもらえる制度があります。この制度がめちゃめちゃしょぼいんです。
介助費用として月に24,000トゥグリクもらえますが、これは日本円で1,600円程度。
(モンゴル情報。月500,000トゥグリク(32,000円)ほどあれば、まぁ普通に暮らせるそうです。ちなみに障害者の年金は月40,000トゥグリク(2,600円))
しかも、介助者というのは、大学生だめ、働いている人もだめ、年金もらってる人もだめ、という、なんもせずぷらぷらしている人しか使えないそうです。
これではほとんどの人が適応されず、金額もめちゃめちゃ少ないため、家族介助に頼らざるを得ない状態です。

そこで、バヤールたちは労働福祉局に交渉して、自分たちで考えた介助者の仕組みを実践したいからそのためのお金を出してくれ、と交渉し、9月15日から6ヶ月間プロジェクトを行うことになりました。ウランバートルに住む障害者20人くらいがモデルとして介助者を使います。
もちろん、介助者は大学生をはじめ、幅広く募集し、介助内容も、外出介助から家事援助までさまざまな内容のことをやります。
2007年にも1年間、大学生のボランティアを集めて介助者プロジェクトをやったそうですが、ボランティアではやっていけない、まぁまだ時給としてちゃんと払えるほどのお金はでていないので、ボランティアにちょっと交通費払える程度かもしれませんが、このプロジェクトがうまくいけば、6ヶ月後も継続し、それぞれの利用者に必要な時間数を派遣できるように、介助者にもちゃんとお金が払えるように、大きくしていきたい、と言っていました。
バヤールたちがやりたいことを、政府と協力しながらできていってるのは、先につながっていくことなので、いいことやな、と思います。

9月のセミナーの話としては、モンゴルの大統領からメッセージを送ってくれることになったそうです。
養護学校の生徒も20人くらい来ることになったみたいだし、どんどん大きくなっていってます。
私は今日からまたホームステイです。ツーモさんという一人暮らしをしてる女の人の家に泊まります。
障害は、子供のころ頭にボールがあたり、それからどんどん歩けなくなっていった・・・ってバヤールから聞きましたが、いまいちよくわからないです。今年のダスキンに申し込んだけど落ちたって人です。

あ、後アベラさんがやっと帰ってきて、明日から事務所に来ることになりました。
やっとモンゴルメンバーがそろいます。