2010年9月22日水曜日

デル

モンゴルも、残り1週間をきりました。
もう少ししかないから、行き残したところはないか、とみんなからよく聞かれます。
狭いウランバートル、たいがい見所は行ったと思うし、なかなか難しいです。

今日は、モンゴルCILメンバーが、私にデル(モンゴルの民族衣装)をプレゼントしてくれる、とのこと。ナラントールザハ(雑貨市場)へ、デルを買いに行きました。
相変わらずすごい人で。
あそこに行くと、なんか力を吸い取られるような気になるのは私だけでしょうか・・・

で、新しいデルを着た人に、伝統的な儀式がある、とのことでやってもらいました。

前のすそをひっぱって
「馬の子に踏まれますように」
後ろのすそをひっぱって
「羊とヤギの子に踏まれますように」
内側のすそをひっぱって
「バターや油がつきますように」
服をつかんで
「この服が古くなっても持ち主はまだまだ元気でいますように」
と言って、お菓子を渡し、頬にキスをする。以上。

たくさんの家畜がいて、副産物がたくさん取れて、豊かに健康にくらせますように、という儀式らしいです。小さなことですが、モンゴルの文化が現れていて、おもしろいなぁと。
モンゴルメンバーからのプレゼント、せっかく2ヶ月間もモンゴルにいたんだから、モンゴル衣装ほしいなぁと思っていたので、うれしかったです。

夜はアベラさんの家に招待してもらい、晩御飯をご馳走になりました。アベラさんの23歳のときの写真が飾ってあって、めちゃめちゃ若くて、貴重なものが見れました。

金曜日に私の講演というか日本の話をすることになっていて、その準備もしないといけないし、なんだかんだと忙しい毎日です。
あっという間に1週間経つんだろうなぁ・・・